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全ての話が終わってからのパラレル
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 銀次は自分が立っていた仮想空間を消した。途端、自身も混沌のスープの中へと入る。だが、彼の周囲は電磁波で守られ、規律が守られている。

「…始めようかな。」

 世界の道しるべは終えた。

 次は、この無限城の中全ての奪還。

 銀次は瞳を閉じる。螺堂源水の作った無限城のデータと自分が記憶しているデータ、そして他の者たちが記憶しているデータを重ね合わせる。

 すぅっ

 息を吸う。右手をあげる。

「はっ」

 小さな掛け声とともに右手を下げる。

 瞬間

 ベルトラインの中心部に立っていた。スキャンしてみる。ロウアータウンも全て元通りになった。

 侵食される前の。もとの姿に。人がいないだけで。

「………ここは、イヤだ。」

 ふっと自身をプラズマ化して四散させ、場所を求める。

(あそこがいい。)

 地下。

 子供の時、塒にし、また遊び場所にもした所、そして…MAKUBEXと戦った所。
 瞬時に実体化させ、近くのドアを開ける。大きな部屋。…ここでいい。
 銀次は、次のステップを踏み出した。
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