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全ての話が終わってからのパラレル
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 もしもし!朔羅ですか?銀次さんは?……無事ですか。そうですか。良かった。


 ………あの?後ろでMAKUBEXが何か大騒ぎしているようですが?


 はぁ。来れば分かる。…迎えに来て欲しい、と。はい。僕と士度と十兵衛……え?僕だけですか?
 士度はともかく、十兵衛は鼻血吹くか気絶するから無理、と。はぁ。
 分かりました。えっと…MAKUBEXの発信器は………あ、分かりました。この位置だと、サウスブロックのはずれですね?はい。ここでしたら…1時間かからずに迎えに行けると思います。それまで耐えられますか?はぁ。銀次さんもいることだし大丈夫だと……ああ、あまり力を使わせたくない。ええ。分かります。
 朔羅とMAKUBEXだけで大丈夫ですか?まぁ、MAKUBEXはともかく、朔羅がいるのであれば心配してませんが。できる限り急いで行きますね。それでは待ってて下さい。

 …え?あと赤飯の準備をしておけ?

 はぁ。……MAKUBEX、騒がしいですけど。…来れば分かる。わかりました。とりあえず向かいます。待ってて下さい。それでは。


「銀次が見つかったか?」
 ああ、士度。そうみたいだ。何でか分からないけど、MAKUBEXが混乱しているみたいだ。まぁ、彼は銀次さん絡み以外で混乱することはないから…
「いや、一度ある。朔羅のあの料理の時。」
 …そうだったね、柾。あの料理はすごかった。四天王全滅だったもんね。銀次さんには生物兵器も通用しないんだと思ったよ。あの時だけは。
「さっさと行くぞ、花月。」
 あ、それなんだけど、朔羅から、僕だけ迎えに来てほしい、と。
「どういうことだ?花月?」
 僕も良く分からないんだけど…士度はともかく、十兵衛が行くと気絶するか鼻血を吹くような事態になっているらしい…柾はこのまま…あ。
「あ?」
 柾、士度、そして十兵衛。…赤飯の作り方は知ってる?
「俺が知ってると思うか?」
「柾に同じ。」
「もち米にささげ豆か?姉者が用意していた所は見たことがある。」
 十兵衛。すぐにそれを購入しておいて。
「赤飯を作るのか?」
 ………君たちに赤飯を作れというのは無理な話だね。士度、マドカさんに頼んで作り方を教えてもらうか…どうにかしてもらって。
「Honky Tonkにヘブンが連絡を待っているが…」
 うーん。柾。とりあえず銀次さんたちがここに着いたら考えよう。君たちはとりあえず、赤飯の準備を。
 それじゃあ、行ってきます。ええ。必ず3人とも無傷で連れて帰りますよ。

 必ず、ね。
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